マンション買取のメリット、デメリットとは?
マンション売却の方法として、買取があります。買取とは、不動産会社に直接マンションを買い取ってもらう方法です。本記事では、マンション買取のメリット、デメリットを詳しく説明します。
マンション買取のメリットは?
買取のメリットとしては、次の4点があります。
- 短期間で売却でき、現金化できる
- 様々な手続き関係がスムーズにできる
- 責任が軽い
- 内密に売却ができる
【買取のメリット1】短期間に売却でき、現金化できる
買取の最大のメリットとしては、短期間に売却できることです。また、すぐに現金化できることも大きなメリットでしょう。
できるだけ早く売却したい、金銭的事情で早く現金化したい人には買取は向いています。
【買取のメリット2】様々な手続き関係がスムーズにできる
不動産のプロが買取しますので、契約手続きや引渡し等スムーズに行えます。通常売却する際は、見学会を行いますので、準備や段取り等が必要ですが、買取であれば面倒なことがありません。
【買取のメリット3】責任が軽い(契約不適合責任が原則免除)
売却先がプロであるため、売却後にマンションに瑕疵(不備)があった場合に責任を負う義務である「契約不適合責任」が原則免除されます。売却後の心配や追加費用のリスクを回避できます。
【買取のメリット4】内密に売却できる
通常であれば、売却活動でインターネットに情報を出したり、見学会があったりと周りの方に売却していることがわかってしまいます。近所付き合いなどで内密に売却したい方にとっては最適といえます。
マンション買取のデメリットは?
デメリットは、次の2点です。
- 売却相場より安い(7割程度)
- マンションによっては買取してもらえない
【買取のデメリット1】売却相場より安い(7割程度)
買取の最大のデメリットは、売却相場の7割程度と買取価格が安いことです。仮に売却相場が、4,000万円の場合、買取では2,800万円(7割で計算)となり、1,200万円も損をすることになります。
買取後、不動産会社は、リフォームを行い転売します。少しでも安く買いたいため、売却相場を知らないと不動産会社に騙される可能性もあるため、注意が必要です。
【買取のデメリット2】マンションによっては買取してもらえない
そもそもすべてのマンションを買取してくれるわけではありません。あくまで、不動産会社が転売できて、収益が見込めるマンションだけです。
一概には言えませんが、築年数がかなり経っていたり、駅から遠いなど需要が少ないマンションは買取してもらえないこともあります。
まとめ
個人的には、よほど金銭的に困ってない限り「買取」はお勧めしません。相続により、離れた場所で面倒な方などは利用価値があるかもしれません。
しかし、買取を選択するにしても、まずは売却相場を知っておく必要があります。3~5社に売却査定依頼し、おおよその相場観を養っておくことが重要です。
不動産一括査定サイトであれば一回の登録でできるため、非常に便利です。ぜひ活用してください。